2022.12.19

砺波

令和4年度第3回研修会を開催いたしました。

12月9日に小矢部市民交流プラザにて第3回目の研修会を開催しました。

講師はものがたり診療所の所長 佐藤伸彦先生です。「終末期における医療と介護の連携」と題して、ご講義いただきました。

 先生は、終末期までの経過は疾患によって違うのでその特徴を理解しておくことが大事であること。がんの場合は最期の進行が早いので、その早さについていけるかが重要だとお話しされました。
 その患者さんを支えるケアマネジャーには「ツナギヒト」として人と人、人と制度、制度と制度をつなぐキーマンになってほしいとのことでした。

 さらに、先生ご自身の体験として、生命体としての「命」と、物語られる人生としての「いのち」とを分けて考えるべきこと、終末期では「命」は救えないが、救える「いのち」があるのだということを、お話されていたことが印象深かったです。
 事前に参加者から提出された質問にも丁寧に答えてくださり、お話しに引き込まれていくうちにあっという間に時間が過ぎました。

会場の様子

 終末期を支えるためのケアマネジャーの役割について深く考える機会となったと思います。

佐藤先生、どうもありがとうございました。